お知らせ

2024年10月1日(令和6年10月1日)から緩和ケア病棟を再開いたします。
緩和ケア病棟にご入院を希望される方は、下記までお問合せください。

 緩和ケア病棟見学、緩和ケア外来受診のご予約、お問合せは
 『地域連携室』担当:医療ソーシャルワーカー
 電話番号:04-7181-1100(代表)
 受付時間:月~土曜日(年末年始・祝祭日を除く)の9時~17時

緩和ケアとは

がんを持つ患者さんには、身体の痛み・息苦しさ・吐き気・便秘・お腹の張り・だるさなどの身体のつらさが生じます。
それだけでなく、がんになったことで不安や不眠、気持ちの落ち込みやいらだちといった精神的苦痛をはじめ様々なつらさが生じます。

このような様々な苦痛をやわらげ、患者さんとご家族の生活の質(Quality of Life)を向上させるために「緩和ケア」があります。
緩和ケアはけっして終末期のものではなく、がんと診断された早期から行われます。緩和ケアでは患者さんが前向きに生きていくことができるよう支援をいたします

当院の緩和ケ病棟の特徴

画像緩和ケア病棟では、積極的な抗がん治療や延命治療は行いませんが、医師や看護師をはじめ様々な医療スタッフが協力し、患者さんとご家族の様々なつらさに対応いたします。
そして、患者さんの意思を尊重するとともに、その人らしく穏やかに過ごせることを目標にします。ご自宅で過ごすことを希望されれば在宅療養のお手伝いもいたします。

当院の緩和ケア病棟では、がんのつらさで入院を希望される成人のがん患者さんを対象としています。
ここでは、24時間面会できますし、家族の方が一緒に泊まったり、病棟内で簡単な料理を作ったりすることも可能です。

病棟設備

緩和ケア病棟では、患者さんとご家族が日々の生活を大切にするために可能な限り快適に過ごせますよう、静かで明るく暖かい環境を目指して様々な工夫がなされております。 20床の病室は全て個室で、共通の設備として、電動ベッド、車椅子対応トイレ、洗面台、テレビ、冷蔵庫、セーフティボックス、収納家具などを備え付けております。

また、付き添われているご家族の方がユックリお休みになれる畳敷きの家族室や、体の不自由な方でも入浴を楽しんでいただけるリフトバス、洗濯乾燥機、電子レンジ・IHクッキングヒーター・調理器具などを備えたキッチンも病棟内にあります。

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入院に関する方針

①:原則として成人のがん患者さんで、がんに伴う苦痛で辛い方が入院できます。
②:積極的な抗がん治療は行いません。
③:多方面での症状緩和や、終末期医療を中心にした診療を行います。
④:辛い症状がとれたあとは、自宅療養や治療再開のための退院も可能です。
⑤:在宅療養中の患者さんでも在宅医との連携を行い、期間限定の一時的な入院や入院が必要となった時に受け入れることも可能です。

入院を希望される方は

ご入院を考えられている方は、紹介状・詳しい検査データが必要となりますので、まずかかりつけの主治医にご相談ください。

当院では初めに病棟見学をしていただきます。その上で当院の緩和ケア病棟にご入院を希望されましたら、緩和ケア外来を受診していただきます。
病棟見学、外来ともに予約制ですので日時のご予約をお願いいたします。
(在宅療養中の患者さん、他の病院に入院中の患者さんも、あらかじめご家族の方に来院していただきます。)

入院までの流れ

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病棟内の様子

外観

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南館の3階に緩和ケア病棟があります。

病室(特室A)

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畳敷き上がりがまちがありご家族の方がお泊りになることができます。
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病室(特室B)

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ソファベッド、オットマンがありご家族の方がお泊まりになることができます。
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一般個室

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リクライニングチェア、オットマンがあり
ご家族の方が休憩することができます。
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トイレ・洗面台

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各室とも車椅子対応トイレと、明るく広い洗面台があり、
患者さまもご家族の方も快適にお過ごせ頂くことができます。
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家族室・談話室

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畳敷きのご家族の方の控室です。
シャワーがついており宿泊も可能です。
尚、必要時は看護師にお申し出下さい。
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浴室

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通常浴室
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特別浴室(リフトバス)

通常の浴室だけでなく、身体の不自由な方でも入浴を楽しんで頂けるよう、特別浴室(リフトバス)をご用意しています。

ラウンジ

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広くて明るいラウンジです。庭に面しており明るい日差しが差し込みます。
また、広く窓を開放することができ、爽やかな外の風を感じることもできます。
ご家族やご友人とゆっくり歓談したり、一緒に食事をしたりすることができます。
また、病棟での季節の行事の時にも使用いたします。

緩和ケア病棟Q&A