睡眠時無呼吸症候群(Sleep Apnea Syndrome:SAS)とは、睡眠中に何度も呼吸が止まった状態(無呼吸)を繰り返す病気です。この病気のほとんどは、睡眠中に気道が閉じてしまう閉塞型というタイプで、多くの場合いびきを伴います。適切な睡眠がとれていないことで日中強い眠気を感じたり、無治療のまま放っておくと生活習慣病を招いたり、悪化させたりするおそれがあります。健康な生活を維持するためには、早期発見、早期治療が大切です。
当院では睡眠時無呼吸症候群の診療を行っています。次の症状が思いあたる方は、総合受付または外来受付までお問い合わせください。
【対象者】
日中の眠気傾向がある、よくいびきをかく、起床時の頭痛等にお悩みの方は、是非ご受診ください。
【検査内容】
1. 簡易検査(外来):外来受診後、ご自宅にて簡易検査を受けていただきます。
2.ポリソムノグラフィー(PSG)検査(入院):簡易検査でSASが疑われた場合は、1泊入院していただき、PSG検査を行います。
3.CPAP(シーパップ)治療:睡眠時無呼吸症候群であれば、ご自宅にてCPAP療法(経鼻的持続陽圧呼吸療法)による治療を行っていきます。
これはCPAP装置から鼻に装着したマスクを経由して気道に空気を送り、気道を開かせる治療です。
【診療日】
金曜日
【診療場所】
内科外来及び病棟
【診療費】
1. 簡易検査(外来):約 4,000円(保険適用・3割負担の場合)
2.PSG検査 (入院):約30,000円(保険適用・3割負担の場合)
3.CPAP治療 :約 5,000円(保険適用・3割負担の場合)
【診察と検査の流れ:モデルケース】
1回目(外来)診察・検査内容の説明
2回目(外来)診察・検査結果の報告
3回目(入院)
入院当日
16時 入院
18時頃 夕食
19時頃 検査機器装着
入院翌日
6時30分頃 検査機器取り外し
7時30分頃 朝食
9時頃 退院
9時30分頃 会計精算
福田 滉仁 医師
- 担当科・専門
- 呼吸器内科