院長のご挨拶

布施 病院長院長のご挨拶       

 2025年10月に院長を拝命しました中郡聡夫と申します。私は2024年3月に東海大学消化器外科教授を定年で退任した後、母校千葉大学や以前長く勤めた国立がん研究センター東病院のある地元千葉県に戻り、縁あって白井聖仁会病院の副院長として勤務する機会をいただきました。この度、前院長の布施秀樹先生の後任として院長に昇任した次第です。

 白井聖仁会病院は、1980年の開設以来、白井・鎌ヶ谷・印西地区の住民の皆様のご支持と、医療・消防など多くの関係者のご協力とご支援によりまして、現在は急性期・緩和ケア・療養型・障害者病棟の計193床、常勤医21名を有する地域の基幹的総合病院に発展しました。さらに当院は聖仁会グループ(白井聖仁会病院、我孫子聖仁会病院、横浜甦生病院、栄聖仁会病院、ふさ聖仁会クリニック)の中核的病院でもあります。

 当院の理念は「患者さま一人ひとりのかけがえのない人生の支えとなれるように人にやさしい医療・看護・介護を実践します。」であり、職員一同この理念に基づいて地域の人々から信頼され、地域に貢献できる病院を目指しています。地域医療においては、自宅に近い病院で家族と身近に顔を会わせながら快適で安心・安全な医療が受けられることがとても大切です。大学病院やがんセンターは自宅から遠いことも多く、またいろいろな面で制限も多いので必ずしも居心地が良いとは限りません。これに対して当院は、地域の患者さんにとってご自宅からのアクセスが良く、患者さんおよびご家族が快適に通院や入院をすることが可能です。また当院はそれほど規模が大きくありませんので、各科のスタッフ同士がお互いの顔が見えて身近ですし、患者さんとも距離感が近いのが特徴です。

 現在、白井市や印西市でも少子高齢化が急速に進んでおり、医療を巡る情勢は大変厳しいものがあります。しかし私たちはこれからも地域の人々に優しく安全な医療を提供し、信頼される病院を目指していきたいと思います。皆様のご理解とご協力をお願いいたします。

令和7年10月

医療法人社団聖仁会 白井聖仁会病院
院長 中郡聡夫