風邪などは早めの受診が大切です。
また、高血圧、糖尿病、高脂血症などについても、定期的な通院でコントロールしていくことで心筋梗塞・狭心症、脳梗塞などの余病を防ぐことが重要です。
その他、胃痛や胸焼け、下痢、便秘などの消化器症状はもちろん、「何となくだるい」「食欲がない」「ちょっと気になることがある」など、お気軽にご来院下さい。
一般的には血圧が、最高血圧135以上ないしは、最低血圧が85以上のときに高血圧といいます。ただし、患者様の年齢や他の危険因子(糖尿病、喫煙、肥満等の動脈硬化の原因となりえる因子)によって、治療を開始すべき血圧の値や目標とすべき血圧の値は変わってきます。当院では高血圧ガイドラインに基づいてその点を十分に御説明した上で、患者様と一緒に目標設定をして参ります。
糖尿病とは
膵臓から出る、血糖値を下げるホルモン(インスリン)の働きが弱かったり、量が少ないなどの原因で血糖値の調整ができずに、高値になってしまう病気です。高血糖が続くと、糖尿病合併症(神経障害・網膜症(眼の病気)・腎臓病)や、脳梗塞、心筋梗塞などを引き起こす可能性もあります。しかし、定期的な通院による治療と、これまでの生活習慣を見直すことによって血糖値を良い状態にコントロールすることで、合併症の発症や進行を防ぐことができます。
糖尿病の症状
糖尿病は症状が出にくいことが多いため、気が付かないまま進行したり、治療中断などで放置してしまう方が多いのが現状です。
下記のような症状がないか、是非チェックしてみて下さい。
最近のどが渇く | 水分をとる量が増えた | トイレの回数が増えた |
---|---|---|
夜中に何回もトイレに起きる | 傷が治りにくい | 手足がしびれる、ピリピリする |
足がつる | いつも体がだるい | 最近疲れやすい |
気になる症状がおありの方は、ぜひお早めに当院へお越し下さい。
高脂血症とは、血液中を流れるコレステロールや中性脂肪などの脂質成分が適正な範囲を超えて上昇した病態のことをいいます。食事から取り込んだ脂肪分は腸管から吸収されて、肝臓で再処理を受けたあと、血液を通して全身へ運ばれ、エネルギー源あるいは細胞を造る材料として適切に利用されます。この収支バランスが崩れると血液中に脂質成分が過剰に溜まった状態、すなわち高脂血症となります。
当院では、脂質制限食や糖質制限食、適度な運動、肥満の是正、適切な飲酒量、禁煙などを助言しています。患者様毎の病態に応じて血液中を流れる脂質成分の目標値を決め、数多い高脂血症薬の中から、お一人お一人に最適なお薬を選択するように心掛けています。